Poin1:身近なスチール缶

  • 現代人のほとんど(98.2%)が、缶容器入り清涼飲料を飲んでいる
  • スチール缶はレジャーや仕事場など。外出時に最も飲まれている
  • スチール缶といえば、コーヒー飲料(73.0%)
  • スチール缶は長期保存できる(48.4%)安心缶の認識
  • スチールの語感イメージは、固い(72.2%)、強い(59.0%)

Point2:地球が喜ぶリサイクル!

  • エッ!ホント? 4割(39.0%)の現代人は 「スチール=鉄」 だと知らない
  • "環境によい"イメージの容器は、
    1位「紙パック(56.2%)」、
    2位「ガラスびん(27.2%)」、
    3位「ペットボトル(19.0%)」
    で、実リサイクル率1位のスチール缶はなんと5位(9.4%)!
  • "デザインがよい"イメージの容器は、
    1位「ペットボトル(32.4%)」、
    2位「ガラスびん(26.0%)」、
    3位「ボトル缶(22.2%)」
  • で、自由自在な加工や印刷性に優れたスチール缶はなんと5位(9.8%)!

はじめに

鉄鋼メーカー、製缶メーカー、商社の会員によって構成される スチール缶リサイクル協会(理事長:宮本盛規)は、このたび、首都圏に在住の10代~50代男女500名を対象に、「スチール缶のイメージと利用意識」を探ることを目的とした消費者調査を実施しました。これは、"缶容器清涼飲料の飲料実態と容器のイメージ" "スチール缶の認知状況と要望" "リサイクル・省エネルギーに関する意識と対応"などをテーマに行ったものです。

「長期保存できる」「リサイクルに協力しやすい」「資源として循環している」「安心感が高い」などの理由で人気の"スチール缶"は、食品容器の中でもリサイクル率86.1%(2002年、当協会調べ)とトップの座を維持し続けている"リサイクルの優等生"です。
しかしながら、今回の調査から、スチールを「鉄だと知らない人」が4割(39.0%)近くいるなど、素材そのものの基本的な特性が知られていないということや、自由自在に加工することができ印刷性に優れているにもかかわらず、デザイン性に関して評価している人がわずか9.8%と、実際のスチール缶の利点が知られていないこともわかりました。

スチール缶は、スクラップしても劣化せず、缶用鋼板はもとより自動車用鋼板や建材用鋼板などに生まれ変わる100%マテリアルリサイクル可能な「フリーサイクル性」と、どんな形にも自由自在に加工できる「フリーデザイン性」という2つの特長を持っています。
当協会では今後、消費者のニーズにかなった?T安心して使ってもらえる容器?Uというスチール缶の利点や、リサイクルに適している素材であることを、広く消費者に知ってもらうために、「鉄人28号」をイメージキャラクターに起用した広告を掲出したり、「フリーサイクル性、フリーデザイン性」をテーマにした、子ども向けの工場見学体験イベントや、子ども向けのスチール缶のデザインコンテストなどを実施し、ほかの容器にはないスチール缶だけの特長を訴求する広報・広告活動を展開していく予定です。

調査結果概要

年代にかかわらずほとんどの人(98.2%)が1年以内に、缶容器入り清涼飲料を飲んだ経験があり、1人が飲用するのは平均5.9種類。最もよく飲まれているのは、「コーヒー飲料」(74.5%)で、自動販売機やコンビニエンスストアで購入されることが多く、また、レジャー時や車中(サラリーマンは仕事中)など主に「外出時」に飲用されています。

スチール缶といって思い浮かべるのは、主に「コーヒー飲料」や「トマトジュース」で、「長期保存できる」「リサイクルに協力しやすい」 「資源として循環している」「安心感が高い」などのイメージを一般的に持たれています。「長期間保存できる」「完全密封できる」「加熱殺菌できる」「リサイクル率が高い」「中味の状態が安定している」などのスチール缶の特長もある程度は知られています。

スチール缶に求める機能・デザインは、「キャップの開閉が自在」「手に熱くない」「軽い」「つぶしやすい」などで、開けるとき「爪を傷めやすい」などの不満の声もあがりました。

リサイクルの基本である分別収集については90.0%の人が、新聞、アルミ缶、ペットボトル、ガラスびん、スチール缶、雑誌、牛乳パックなどさまざまなリサイクルに協力しています。また、スチールやアルミなど缶容器の素材を利用時に意識する人が約半数弱(48.7%)いる反面、「中味が優先」で、素材など全く意識しない人も約半数いました。スチール缶の原材料は、まぎれもなく「鉄」で、鉄とスチールのイメージは、「固い」「強い」で共通しています。しかし「スチール=鉄」の認識のない人が4割近くもいたということは、現代人の素材への関心が薄いために誤解されているということがわかりました。

スチール缶の現状

スチール缶リサイクル協会は、昭和48年からスチール缶のリサイクル、環境美化の推進などに真面目に取り組んできました。その結果、平成14年スチール缶リサイクル率は、食品容器の中でもトップの86.1%、市町村が不燃ごみから磁石で吸い上げて資源回収しているものを合わせると、実に92.9%がリサイクルされており、日本のスチール缶は、世界トップレベルのリサイクル率を誇る”リサイクルの優等生”の座を維持し続けています。

スチール缶の原材料である「鉄」は、ほかの原材料と違い、「100%マテリアルサイクル」が可能な原材料のため、永遠に継続してリサイクルできる「無限リサイクル」。リサイクル率が高いほど製造工程を短縮することができ、エネルギー消費量を削減することが可能です。
スチール缶は、最も環境負荷をかけない資源循環性の高い容器の一つといえます。

スチール缶は、素材が強く、他素材ではできない加工ができるため、凹凸のあるエンボス加工やくびれ型、湯呑み型、樽型など、多種多様な外観を維持することができます。美しい印刷が可能で、さまざまなデザインに対応できると評価されています。

スチール缶は素材が強いため、数十分の間、100度以上もある高温殺菌や気圧の変化に耐えることができます。また、食品保存容器として安心で長期間保存することが可能など、優れた機能を持っています。

ご参考:リサイクル算出方法