自治体でのスチール缶プレス売却価格とスクラップ価格の関係

自治体で選別加工したスチール缶プレスは、ロット等の関係から、あいだにスクラップ処理業者、運搬業者などを通して鉄鋼メーカーに納入されます。このため鉄鋼メーカーでのスクラップ購入価格(炉前価格)から、中間経路でのコストを差し引いた価格が自治体のスチール缶プレス売却価格となります。

スチール缶プレスの価格動向(2017年~2018年)

スチール缶プレス価格は高値で推移

国内鉄スクラップ市況が堅調な推移を見せたため、スチール缶プレス価格も堅調な推移を続けています。関東地区のスチール缶プレスの8月の平均価格(電炉メーカーの購入価格)は1トンあたり2万8,000円を上回る見通しです。今年の底値だった4月平均価格(2万7,000円)からは1,000円以上の値上がりとなりそうです。原料として利用する電炉メーカーでは、品質が安定し、成分が明確なスチール缶スクラップに対する評価は高く、しかも安定的に発生する製鋼原料としてさらに存在感を増しています。国内電炉メーカーの中では、鉄スクラップの代表品種であるH2(特級)を上回る価格を設定しているところもあります。このため、高品質なスチール缶プレスには高値での取引が引き続き見られる状況です。