なぜスチール缶はリサイクル率が高いのか?

2015年度、分別収集は全国の99.2%の区市で実施されています。

その中でスチール缶を分別の対象にしている区市は96.7%と高い割合を示しています。

このように各自治体で「家庭ごみとして分別して出せば簡単にリサイクルされる」分別回収システム(分別収集・資源化処理)の普及があるためにスチール缶は高いリサイクル率を保持できるのです。

分別収集を実施している自治体の割合

2015年度スチール缶の資源化に関するアンケート実施状況

当協会では、自治体の分別収集への取り組みの現状を把握するために、スチール缶の資源化という点に焦点を絞り、収集方法や資源化施設の状況等についてのアンケート調査を毎年行い、情報提供につとめています。

調査対象期間 :
2015年4月~2016年3月
実施時期 :
2016年6~7月
対象 :
全国の市及び東京23区(計813区市)
回答自治体数 :
763区市
回収率 : 
93.8%
人口カバー率 : 
総人口の88.2%
注・総人口は総務省統計局「2015年度10月1日現在推定人口」127,110千人

スチール缶のスクラップは、全国74の製鉄工場でいろいろな鉄製品に再生されています。

2015年の世界の粗鋼生産量は史上最高の約16億2千万トン。過去最高であった前年の16億7千万トンは下回りましたが、高い水準を維持しています。

また、日本の粗鋼生産量も年間1億トンを維持しており、鉄スクラップは国内で自給できる貴重な原料として需要を維持しています。

住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップは高品質のスクラップとして高い評価を受け、全国の鉄鋼メーカーで安定的に使用されています。

缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。