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「STEEL CAN AGE」Vol.6 吉田栄作号

MAIN REPORT

Vol.6 吉田栄作号
2001年9月発行

今日からみんなスチール缶リサイクル博士

夏休み親子リサイクル・
ウォッチング2001

スチール缶リサイクル協会では、夏休み中の小学生とその保護者を対象として、スチール缶のリサイクルルートをたどる資源化見学会「夏休み親子リサイクル・ウォッチング」を毎年開催し、最も身近な環境問題を体験学習する場を提供している。
今年は神奈川・宮城・熊本の3地区150組300名の参加者が、スチール缶リサイクルの最前線を探検し、資源の大切さやリサイクルの重要性を学び理解を深めた。

夏休み親子リサイクル・ウォッチング2001
in 神奈川

資源選別や鉄づくりの現場を行く
あき缶リサイクル工作にも挑戦

8月2日(木)開催、親子50組100名参加
見学施設
○(財)横浜市廃棄物資源公社鶴見資源化センター
○同公社鶴見リサイクルプラザ
○NKK京浜製鉄所
8月10日(金)12:30〜14:00
テレビ神奈川『HAMA大国』番組内で当日の模様を放送
スチール缶がリサイクルに適した
 素材であることを発見する旅
連日35℃を超える酷暑を記録した2001年夏。その暑さもピークを迎えた8月2日、多くの応募者の中から選ばれた神奈川地区の小学生とその保護者50組100名が、夏休み親子リサイクル・ウォッチングに参加した。

参加者に応募動機について聞いてみると、さまざまな答えが返ってきた。

「子供会でやっている資源回収のその先をぜひ知りたかったので」(横須賀市在住小学4年生・石渡真弓さん)

「学校でごみ新聞をつくったことがあって、スチール缶のリサイクルについて興味を持ったから」(茅ヶ崎市在住小学4年生・高野しょうごくん)

「友達に誘われて、夏休みの自由研究に役立てようと思って」(横浜市磯子区在住小学6年生・勝山佳織さん)

それぞれ思い思いの目的意識を持って集まった参加者を前に、スチール缶リサイクル協会の佐藤旭生専務理事は次のように挨拶し、夏休み親子リサイクル・ウォッチングの旅が始まった。

「今日はスチール缶がどんなルートで集められて、そしてどんなふうにして鉄に生まれ変わるのかを見てください。まず資源化センターでは、どのようにスチール缶が分けられ、資源として使うためどのような形に処理されているのかを見学してもらいます。

それから製鉄所では、ダイナミックに鉄がつくられている様子を見てもらいます。

鉄を溶かす所は1,600℃という非常に高い温度です。今年の夏は暑いと言ってもせいぜい38℃ぐらい。1,600℃というと、とても想像できないような温度ですね。そこにスチール缶スクラップが入れられます。

これだけの高温で酸素を吹き込み不純物を取り除くことにより、スチール缶は“何度でも”生まれ変わることができます。さらにスチールの良いところは、“何にでも”製品として生まれ変わるところです。スチール缶はスチール缶にもなりますし、自動車や家電製品、橋梁、建築用などの材料にも生まれ変わります。

リサイクルできるようにしっかり分別排出
一行がまず訪れた施設は、(財)横浜市廃棄物資源公社鶴見資源化センターと同公社鶴見リサイクルプラザ。

「パッくん号」
あき缶を「パッくん号」でスクラップ処理
あき缶を「パッくん号」でスクラップ処理
鶴見資源化センターでは、缶・びん・ペットボトルの他、フライパンやトースターといった小さな金属類が運び込まれ、それぞれ資源化処理されている。一行は鶴見資源化センターで中央管制室とびんの手選別作業を、隣接する鶴見リサイクルプラザでごみに関して楽しみながら理解を深めるコーナーを見学した。

「びんの色分けやペットボトルのラベルはがしが人の手によるものだと初めて知りました。すごく大変だなあと思いました。これからもちゃんとごみを分別して出そうと思います」(横浜市泉区在住小学3年生・田村啓祐くん)

「ふだん何気なく出している缶やびんも、これからはきちんと洗って、気持ちよくリサイクルできるようにしたいと思います」(横浜市鶴見区在住40歳代主婦・上地明子さん)

横浜市環境事業局の調べによれば、1999年度に市が処理したごみの量はおよそ162万t。これは2002年ワールドカップ決勝戦が行われる予定の横浜国際総合競技場およそ10杯分に相当する。また家庭から排出されたごみは、市民1人あたり年間292kgに達し、その処理費用に年間1万2,057円を要している。

市では現在、「循環型都市横浜」をめざして、2010年度において発生すると予測される潜在的なごみ量(250万t)を30%削減するため、さまざまなごみ減量化・資源化施策を推進している。

分別収集については、1993年3月缶・びんを対象に本格的にスタート、95年10月からは市内全域で実施されている。現在では缶・びん・ペットボトルが分別収集され、鶴見資源化センターをはじめ3カ所の施設で資源化処理が行われている。その結果、99年度には8,742tのスチール缶が資源化処理されている。
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