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「STEEL CAN AGE」Vol.7 木場弘子号

MAIN REPORT

Vol.7 木場弘子号
2002年3月発行

一人ひとりの自主性から生まれる

“福岡式循環型社会”

ごみ減量・リサイクル率アップに挑戦する福岡市

いま時代は「後始末のリサイクル」から「モノづくりと、モノの使い方に光を当てたリサイクル」へ。10年先の姿を見据え、“元気が持続するまち”を将来像として描く福岡市は、市民・事業者・行政がそれぞれの役割を果たしながら連携し、「ごみの発生を回避し、モノを循環利用するまち」づくりを目指している。
今回は、“福岡らしさ”を共通の視点として、“一人ひとり身近でできる小さな取り組み”が着実に実を結びつつある、同市の取り組みを紹介する。
スチール缶は不燃ごみからリサイクル
あき缶選別プレス車「カンパク大将II号」
あき缶選別プレス車「カンパク大将II号」
1992年からあき缶のポイ捨て防止とリサイクルの推進を図るため、保育所(園)、幼稚園、小学校などにあき缶選別プレス車を派遣し、環境学習を行っている。
「1986年、市独自に資源化センターを設置し、不燃性ごみから鉄とアルミの回収を始めました。

このシステムを活かしながら家庭ごみの分別収集を、1997年12月に可燃性ごみと不燃性ごみの2分別から粗大ごみを加えた3分別へ、2000年4月には3分別からあきびん・ペットボトルを加えた4分別へと移行させました。

その中で、“分別しなきゃいけない、ごみを減らさなきゃいけない、リサイクルしよう”という意識を持つ市民の動きが福岡でも始まっています」(福岡市環境局管理部ごみ減量・美化推進課の光来真弓係長)

図1:福岡市の人口とごみ量の推移
図1.福岡市の人口とごみ量の推移
現在、福岡市で1年間に排出されているごみの量は71万3,600tにのぼる。これは福岡ドーム2杯分に相当する。市民の生活水準の向上や生活様式の変化、事業活動の拡大により、ごみ量は人口増加のペースを上回る勢いで増えている(図1)。

家庭から排出されるごみ量の推移を組成別に見ると、増え方が大きいのは紙類、プラスチック類、あきびん・われ物類である(図2)。

図2:家庭ごみの組成別推移 図2:家庭ごみの組成別推移

こうした情勢を踏まえていま、あきびん・ペットボトルは分別収集を実施しているが、紙類およびトレイなどのプラスチック類についても、資源集団回収の奨励や回収拠点の整備など、複数のリサイクルルートを構築することで補完し、ごみの減量化に取り組んでいる。

一方、スチール缶を含むあき缶・金物類は、長年安定して大量に排出されてはいるものの、市内2ヵ所に設置された資源化センターで、不燃性ごみの中から鉄が回収され(2000年度実績=1万6,580t)、新たな資源として生まれ変わっている。

スチール缶は福岡市でもまた、循環利用できるシステムがしっかりと確立されており、長年にわたって特に個別のルートをつくることなく、不燃性ごみとして分別排出することで、気軽に、無理なく、リサイクルが実践されてきたのである。
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