JAPAN STEEL CAN RECYCLE ASSOCIATION お問い合わせ
スチール缶リサイクル協会
HOME
スチール缶を知る スチール缶リサイクル 協会の概要 STEEL CAN AGE スチール缶リサイクルQ&A
荻原 次晴号
平野 レミ号 横山 剣号 林家 たい平号 大東 めぐみ号 若村 麻由美号 大林素子号 加山雄三号 有森裕子号 高橋英樹号 斉藤慶子号
紺野美紗子号 榊原郁恵号 田中律子号 北倉茉奈・佳奈号 北野大号 長谷川理恵号 白井貴子号 毛利衛号 竹下景子号
リサ・ステッグマイヤー号 大橋マキ号 米村でんじろう号 梅沢由香里号 石原良純号 東ちづる号 吉田秀彦号
星野知子号 浅井愼平号 木場弘子号 吉田栄作号 庄野真代号 輪島功一号 増田明美号 中野浩一号 中嶋悟号

「STEEL CAN AGE」Vol.8 浅井愼平号

Vol.8 浅井愼平号
2002年9月発行

他人と幸せを共有できる感性があれば、
きっと街も人も変わると思う。
でも、今、僕らが変わらないと、
この国の未来は、
取り返しのつかないことになるだろうね。

浅井愼平(写真家)

僕は、仕事柄さまざまな街に出かけますが、最近街がどんどん汚れていくのがすごく気になります。
中でも日本はひどいと思う。

結局のところ、環境問題は人の心の荒廃に一つの原因があると思うのです。

浅井愼平さん 人は他人と一緒に生きているのだということを、忘れてしまった。
世の中にモノがあふれて便利になりすぎたせいなのか、自分の幸せばかり求めるようになってしまいましたね。

そもそも本当の幸せとは、自分だけが幸せになることではない。本当の幸福は、自分だけでなく、同時に他人も幸福でないと得られないもののはずですよ。例えば恋人の幸せが自分の幸せであり、家族の幸せが自分の幸せなんだというようにね。

ポイ捨てが増えたのも、自分の幸せしか考えられないからです。自分さえ良ければいいと思うから、平気で街を汚すことができる。自分の街なんだという意識がなく、国や行政という他人の持ち物だと思ってるのでしょう。

自分の街さえきれいにできない人間に、未来はないですよ。これから僕たちがどういう生き方を選択するかによって、世の中はとんでもない方向にいくんじゃないかな。

だけど、僕たちが変わるためのヒントはいくつかあると思います。

例えば、今年行われたW杯で、日本人は、世界共通のコミュニケーションとしてのサッカーに出会いました。それは、今までサッカーを全然知らなかった人たちが、試合を通じて、世界と感動を共有する幸せを知った瞬間でもありました。

特に韓国とトルコが戦った3位決定戦の試合後、トルコの選手と韓国の選手が手を取り合ってお互いの栄誉をたたえる姿は、観る者全てに感動を与えましたよね。その時、僕らは同じ幸せを共有することができました。

そんな風に幸せを共有する喜びを知ることで、何かが変わるかもしれません。

だって、その試合の後、球場や街中で熱狂していた若者たちが、協力しあって足元のゴミを拾ってましたよね。感動を共有したことで、自分本位にならずに、人や街に対して思いやることができたんじゃないかな。

頭で考えてもだめです。自分の頭と心、五感で感じること。感じたことを、遠慮せずに実行すること。きっとそういうことなんだと思いますよ。(談)
: PROFILE :
1937年愛知県瀬戸市生まれ。1965年日本広告写真家協会賞受賞。翌年、写真集「ビートルズ東京」でメジャーデビュー。写真にとどまらず、映画、文藝、工芸、CDリリースなどジャンルを超えた創作活動を行っている。1991年には、千葉県千倉町に「海岸美術館」を設立。現在は、テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、「シネマパラダイス」(NHK-BS)などにも出演。
Copyright