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「STEEL CAN AGE」Vol.9 星野知子号

MAIN REPORT

Vol.9 星野知子号
2003年4月発行

もっとおいしく、環境に優しく

清涼飲料の歩みとスチール缶

清涼飲料と聞いて、私達はどんな飲み物を思いつくだろうか?……炭酸飲料、ジュース、コーヒー、お茶、スポーツドリンクなど、日本の清涼飲料は、私たちの生活に密着して成長し、諸外国に類を見ない多種多様な商品が登場している。今回のメインレポートでは、清涼飲料の歩みや製造法、スチール缶との関わりをたどるとともに、環境対策など今後の展開を探ってみたい。
黒船とともに日本にやってきた清涼飲料 そもそも清涼飲料とは何だろうか。(社)全国清涼飲料工業会にお話を伺った。「米国でsoft drinksというと主に炭酸飲料をイメージしていますね。日本の場合、食品衛生法に基づく通達()の中の定義によって、清涼飲料は、乳飲料、アルコール以外の全ての飲み物を指すこととなっているので、無糖のお茶やコーヒーなどバラエティに富んでいます」と芳田誠一専務理事は解説する。

そうした清涼飲料の誕生について歴史をたどってみよう。一番古く文献に残っているのは、6000年以上前にバビロニア人がレモン水(果実飲料)を飲んだ記録である。真偽の程は定かでないが、絶世の美女クレオパトラが美容と不老長寿の秘薬として葡萄酒に真珠を入れて飲んだという伝説も残っている。

1804年、パリの菓子職人ニコラ・アペールによって、食品のビン詰め製法が考案され、製品の保存が可能になって以降、清涼飲料は商品として生産できるようになった。この原理は缶詰にも応用され、1810年イギリスの商人、ピーター・デュラントによって初めて食品保存用の「缶」が発明された。以降、アメリカにも伝わり、食料品および清涼飲料生産の飛躍的な伸びにつながった。スチール缶はこうした保存用食品・飲料の成長とともにその適用を広げてきた。

日本で初めて清涼飲料が伝えられたのは、1853年、ペリー提督の浦賀来航の際、飲料水の一部として積んでいたレモネードを幕府の役人に飲ませたときだと言われる。栓を開けたとき、ポンと大きな音がして泡立つのを見て、驚いた役人は「さては新式銃か!」と思わず腰の刀に手をかけたというエピソードが残っている。その後、長崎在住の外国人によって外国人向けのラムネの製造が始まったが、日本人として初めて清涼飲料を製造したのは、長崎の商人、藤瀬半兵衛である。1865年、ラムネの製造を学んだ半兵衛は、「レモン水」と名づけて販売したが、最終的にはこの名は使われず「ラムネ」の名称が定着した。このように日本の清涼飲料の歴史は、ラムネからスタートした。ちなみにラムネの語源は、レモネードがなまったものだと言われている。その後日本各地で「ラムネ」「レモネード」が製造された。レモンのエッセンスを使用したという点では、果汁入り飲料の始まりともいえるが、実際に果実を原料とした果実飲料が最初に製造されたのは、1897年頃名古屋伝八によるミカン水だといわれている。時を前後して炭酸飲料としては、1884年、三菱鉱泉「平野水」が発売され、明治後半には、ビール会社が炭酸飲料の製造・販売を始め、三ツ矢サイダーやリボンシトロン、キリンレモンが誕生した。

(注)昭和32年(1957年)食品衛生法改正の通達(昭和32年9月18日厚発衛第413号の2)では、「清涼飲料水とは、乳酸菌飲料、乳及び乳飲料を除く酒精分1容量パーセント未満を含有する飲料をいうものであること」とされている。

清涼飲料の製造過程をみてみよう!

●缶コーヒー(スチール缶)の場合
清涼飲料はどのように製造されるのか、ここでは缶コーヒーを例にご紹介する。
1.調合工程
1.調合工程
焙煎し、細かく砕いたコーヒー豆に熱湯をかけてフィルターを通じて抽出。種類に応じて糖液や牛乳を加えて混ぜ、120度以上の超高温で圧力をかけて殺菌する。
2.充填工程
2.充填工程
それぞれの缶に殺菌したコーヒーを入れ、蓋をする。この時、缶の側面を覆うように二重巻締という方法で、完全に密封する。これは、空気、水、バクテリアなどが缶内に侵入するのを防ぎ、製品が貯蔵中に変質したり腐敗しないようにするためである。この工程は、1分間に1500本という高速度で行われる。
3.殺菌工程
3.殺菌工程
運搬機に積まれた製品をレトルト釜に入れて100度以上の高温で加熱殺菌する。(加熱に強いスチール缶の特性を活かした徹底的な殺菌が可能である)
4.検査工程
4.検査工程
缶の底にインクを吹き付け、製造年月日を記入。検査機で中身の量や内圧をチェックする。
5.最終工程
5.最終工程
箱詰めし、重量をチェックした後、出荷する。

出典:キリンビバレッジ(株)ホームページより
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