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「STEEL CAN AGE」Vol.20 長谷川理恵

Vol.20 長谷川理恵号
2008年8月発行

私は「3R」ではなく「8R」(笑)。
自分らしいルールを考えることで
もっと楽しく取り組めるようになりました。

長谷川理恵(タレント)

ファッション雑誌の人気モデルを経て、現在はタレントのほか、ランナー、野菜ソムリエ、環境省の3R推進マイスターなど幅広い分野で活躍する長谷川理恵さん。趣味のサーフィンなどで自然とふれあう経験を通して感じたさまざまなことを、ユニークな視点で話していただきました。

長谷川理恵さん 環境のことに強い関心を持ったのは、趣味で始めたサーフィンがきっかけです。海の中にいると、自然の神秘や豊かさを文字通り「肌」で感じます。自然と一体化できるそうした瞬間があるから、海が汚れていたり、海岸にごみが落ちていたりすると自分のことのように悲しい。海岸のごみ拾いから始まって、普段の生活のなかでも何かできることはないかと真剣に考えるようになりました。

昨年から3R推進マイスターを務めさせていただいていますが、実は私の「R」は、3ではなく8。3RにRefuse(不要なものは断る)、それにRelax(リラックスする)、Refresh(リフレッシュする)、Respect(尊敬する)、Run(走る)。直接エコロジーとは関係ない言葉もたくさんあります。「ごみを減らさなきゃ」って義務感の方が先に立ってしまうと、なんだか少し疲れてしまうんじゃないかって。だからあえて私の“R”は「自分にとって気持ちいいこと、ずっと続けていきたいこと」がテーマ。こうやって自分流のルールでアレンジすると、より一層3Rを自分のこととして考えられる気がするんです。いい“Rな言葉”に出合ったらどんどん増やして。ちなみに私の名前も理恵(Rie)。なんだか縁を感じてしまいます。

先日、沖縄でサンゴの移植を体験しました。数年前から、さまざまな事情により破壊されてしまったサンゴ礁を再生する手助けとして、植樹のように養殖したサンゴを植えていく活動が行われています。原則として専門家による作業ですが、特別にお手伝いをさせていただけることになりました。水深5mほどの岩盤に穴を掘り、移植用のサンゴをひとつひとつ植えていく作業は大変な重労働。そのうえ移植が100%成功するとは限りません。私が移植したサンゴはたったひとつだけど、とても感動的な体験でしたし、こうやってサンゴを少しでも増やすことができたらと思うとワクワクする。こちらに戻って何気なく周囲に話したところ、みなさんが関心を持ってくれて。こういった活動をご存じない方がたくさんいらっしゃったんですね。その時思ったんです。こうした体験を「伝えて」いくことがとても大切なんじゃないかって。

モデルの仕事を始めて、はや10年以上。雑誌で私のことを見てくれていた同世代の方は、多くがお母さんになっています。現在の活動も、女性ランナーが集うイベントへの出席や、ファッションブランドのチャリティー企画への参加など、同世代の女性に向けたものが中心です。彼女たちは家族の暮らしを支える中心的な存在ですし、パートナー、子ども、ご両親と、さまざまな世代と関わっている。環境にやさしい暮らしをお母さんが楽しく実践して「伝えて」いくことで、家族のみなさんや、地域の方、ひいては社会全体にまでその輪を広げていくことは、決して不可能なことではないと思うんです。こうしたつながりが幸せの連鎖になるように、お手伝いが少しでもできればうれしいですね。
: PROFILE :
1973年神奈川県生まれ。大学在学中に雑誌『Can Cam』(小学館)にてモデルデビュー、その後『Can Cam』『Oggi』(小学館)にてメインモデルとして活躍。2000年、ホノルルマラソンへの参加をきっかけにランナーとしてのキャリアをスタート、現在は東京国際女子マラソンをはじめ数々のマラソン大会に参加。さらに2002年にはベジタブル&フルーツマイスターの資格を取得、心身ともにヘルシーな生活を実践しながら、テレビ番組のMCなど幅広い分野で活動している。2007年より環境省「3R推進マイスター」に就任。現在関心があるのは「食育」だそうです。
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