三倉茉奈さん・三倉佳奈さん(女優/歌手)

ドラマの収録が終わり、念願叶って髪を切ることができたと笑顔を見せるのは妹の佳奈さん。一方姉の茉奈さんは、パーマをかけてより女性らしい雰囲気に。10歳でドラマデビューを果たし、一躍お茶の間の人気者となってから13年。オフィシャルサイトで4年ほど前からオリジナルエコバッグを販売するなど、環境に関する意識も高いおふたりが等身大の目線で感じた、環境やものを大切にする思いとは?

佳奈 私たちは大阪生まれの大阪育ち。写真を撮るのが共通の趣味で、美しい風景を探して街を散策することも多いんです。実は地方に行くようになって「都会ってゴミゴミしてる?」って気づくようになったんです。

茉奈 全国47都道府県を回りましたが、中でも印象深かったのが長野県の上高地。山や木々の緑色がとても鮮明で目に焼きついています。また海外ではアラスカの広大な青い夜空も忘れられないですね。環境で言えばカナダのトロント。街に一切ごみが落ちてなくびっくりしました。小さいころから大阪暮らしなので、「空気がおいしい!」とか「星空が見える!」とか旅先で感動することが多いんです。

佳奈 でも最近は大阪でも環境の向上に力を入れているらしく、写真を撮るときに「きれいになったな」って感じることもあるんですよ。私たち一人ひとりの心がけが反映されているのだとしたら素敵なことですよね。

佳奈 以前出演していた旅番組での出来事。食事のシーンを撮影する際、通常はさまざまな料理に少しずつ口をつけるだけなのですが、撮影終了後、スタッフと一緒に料理をすべていただいちゃいました。進行上の都合もあるかとは思うのですが、やっぱり「もったいない!」っていう気持ちが強くて。

茉奈 料理を出される際「これはうちのお父さんが釣ってきた魚で……」とか、いろいろとお話をしてくださる方が多いんです。気持ちがこもっているものだからきちんといただきたいという思いが強いんです。

ごく自然にそう思えるのは、両親の影響が強いかもしれません。出された食事はできるだけ残さず、おいしくいただくのが三倉家のモットー。ものを大切にするのもそうかな?小さいころの衣装は母が用意してくれることが多かったのですが、衣装で2年、その後私服で2年着て、着られなくなったら年下のいとこにあげていました。何年も愛用していると愛着がわくし、できるだけ捨てたくないと思いますよね。

佳奈 私なんか、小学校低学年で買ってもらったお茶碗が大のお気に入りで、大学生の時まで愛用していました。ヒビが入って泣く泣く手放したほど(笑)。

茉奈 ふたり一緒だからこそ。となりに佳奈がいるって状況は、家でも仕事の時でも同じ。だからあまり構えずに、自然体でいられるんだと思います。 

現在のスチール缶リサイクル率も85%以上と聞いて驚きました。うれしいですね。ごみを分別して捨てても、その後きちんとリサイクルされているか知る機会って意外とないですから、そんなお話を聞くと、がぜんやる気が出ます。

佳奈 考えてみれば、私たちが現在手にしているものって、作り手から受け取って、そして役目が終わったらスチール缶のように誰かの手に渡していくんですよね。ものを捨てるとき、それを作った人のことを考えてみる。一人ひとりがそんな意識を持てたら、もっと人にも環境にも優しい社会になるのかもしれませんね。