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「STEEL CAN AGE」Vol.24 榊原郁恵

Vol.24 榊原郁恵号
2010年8月発行

東京都多摩市に見る
大規模マンションの
集団回収の取り組み

[ライオンズ聖蹟桜ヶ丘パシーナ]

東京都の南西部に位置し、面積約21ku、人口約15万、世帯数約66,000規模の多摩市では、2008(平成20)年4月から有料指定袋によるごみ収集をスタートさせ、行政収集から集団回収メインへの移行に注力しつつ、5年間で「ごみ25%減」を目指している(19年度比、達成目標平成24年度)。20年度は前年度比17.4%減と初年度目標の15%減をクリアした。市が目標達成に向けて今後のポイントとして位置づけているのが集団回収の一層の展開・拡大だ。今回は同市における集団回収団体として、優れた成果をあげている大規模マンションのライオンズ聖蹟桜ヶ丘パシーナ(以下、パシーナ)の取り組みをご紹介する。

多摩市による「出前説明会」を経て、集団回収をスタート
高橋悠一さん、中村俊幸さん、吉備和雄さんライオンズ聖蹟桜ヶ丘パシーナの方々/左から、管理組合理事長の高橋悠一さん、多摩市廃棄物減量等推進員を務める中村俊幸さん、吉備和雄さん
日曜日午前10時。パシーナのごみ集積所は休日とあってごみ出しに足を運ぶ男性の姿が頻繁に見える。今年4月から第4期理事長を務める高橋悠一さんは、「2007(平成19)年3月に入居開始となったこのマンションは、約500世帯1,500名規模で、比較的に幼い子どもを持つ30歳台から40歳台前半の若夫婦が大半を占めています」と説明する。

 その場に立ち会う中村俊幸さんと吉備和雄さんは、パシーナで多摩市廃棄物減量等推進員(以下、推進員)を務める。お二人は管理組合で第1期と2期に理事長、副理事長を務めたコンビ。現在は揃って推進員となりマンションの集団回収の中心的役割を担っている。「集団回収のスタートは2008(平成20)年8月。それに先立って3月の総会の席で市による出前説明会を依頼しました。時あたかも4月から市の有料指定袋によるごみ収集が始まるタイミングで居住者の関心も高く、集団回収は恵まれた条件下で立ち上がりました。私自身当時理事長でしたが、8 月から推進員にもなりました」と中村さん。

 しかし、ごみ出しのマナーが定着するまでに苦労もあった。その一例がペットボトル。ラベルをはがさず潰さないままの排出が多く、管理人の協力も得てお手本を示す作業を繰り返した。「私も帰宅して毎晩のように作業しました。マナーの定着まで約3カ月かかりました」と中村さんは振り返る。その後も居住者の意識の高揚・維持に向けて、奨励金や補助金(後述)、CO2の削減状況など具体的成果を“見える化”するため作成したポスターを7基のエレベーターに貼ったり、管理組合報に掲載するなど努力が重ねられている。

減量推進担当主任・横倉昌弘さん、ごみ減量担当課長・松平和也さん、ごみ減量担当・長谷川哲也さん、柚木則夫さん
多摩市くらしと文化部ごみ対策課の方々/左から、減量推進担当主任・横倉昌弘さん、ごみ減量担当課長・松平和也さん、ごみ減量担当・長谷川哲也さん、柚木則夫さん
 3年目に入り順調に進展している要因について、「多摩市や回収業者の熱心な対応とともに、マンションの世帯主の大半が勤務先でISOと関わっており、ごみの分別が当然の世代であること、セキュリティを確保しつつ2カ所の集積所を24時間利用可能としていること、子どもたちの環境への関心が高いことなどが挙げられます」と吉備さんが分析する。

パシーナは、9種類すべての回収品目(別表参照)を扱う市のモデル事業団体でもある。生きびんをマンション側で酒屋に持ち込む以外は多摩市の登録業者が回収。市からの奨励金と補助金は別通帳にプールし、奨励金の使用用途は集団回収のために必要な容器購入などに充てられ市に報告。補助金の使途についてはマンション側の自由とされており、これからの検討事項となっている。

ライオンズ聖蹟桜ヶ丘パシーナにおける
2009年度の9品目別回収実績
新聞 35,860kg
雑誌 32,040kg
段ボール 13,170kg
紙パック 785kg
古せんい 4,855kg
アルミ缶 2,670kg
スチール缶 1,582kg
生きびん 572本
ペットボトル 3,350kg
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