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「STEEL CAN AGE」Vol.33 林家 たい平

Vol.33 林家 たい平号
2015年2月発行
考え続けること、子どもの手助けをすること。

日本最大の環境展示会「エコプロダクツ」をはじめ、さまざまなイベントや落語の高座で地球環境についてのお話しをされている林家たい平さん。未来の地球を考えることについて聞かせていただきました。

落語家 林家 たい平

林家 たい平さん

地球環境について身近に考えるようになったきっかけは、子どもたちと一緒に環境問題を考える番組NHK Eテレ『ど〜する?地球のあした』のナビゲーターを務めたことです。例えば、可燃ごみである給食の残りを燃やしてみると、何時間かけても燃えないんです。可燃ごみは「燃やそうとがんばれば燃えるごみ」だということを初めて知りました。このお仕事の経験から、地球環境を守ることを考えるきっかけになればと、さまざまな機会で環境問題のお話をさせていただいています。

子どもたちに落語を聞いてもらう機会には想像力の大切さの話をしています。例えばジュースの飲み残し。流しに捨てれば、あたかも地球上からジュースがなくなったかのように感じます。でも想像力を働かせれば、排水管を通って下水処理場に行き、学校のプールの何倍もの水や電力を使って水に近い状態にして、海に流されていることに思いを巡らせることができます。そうすれば、飲めるぶんだけジュースを入れよう、入れたら全部飲もうという行動につながるよね、と話しています。想像力は問題を解決に導く大きな力です。しかし現代は、あふれる情報と映像のなかで、自分の頭を働かせる時間が少なくなっています。落語は想像力を養うトレーニングにもなります。たくさんの子どもたちに落語を聞いてほしいと思います。

もうひとつ大切なことは、経験値を増やすことではないでしょうか。“本物”にたくさん“ふれる”ということですね。世の中には本物に似せたものがたくさんあります。でも、それはあくまでも似せただけで、本物ではないんですよね。誰かに言われて本物を感じるのではなく、自分で本物を見分ける力をつける。それには子どものころから、周りの大人が本物に出会わせてあげる機会を1回でも多くつくってあげることが大切だと思います。値段が高いものだけが本物ではなく、本当に存在するに値するものが本物であるということ。経験しただけ想像力というエンジンを回すガソリンになってくれる。子どもたちの経験値を増やして、頭のなかで想像しやすいようにさせてあげるのは大人の役目だと思います。

缶けりをしたり絵の具の筆洗いを作ったり、スチール缶は子どものころからとても身近な存在でした。友だちの缶を見て、あいつはパイナップルを食べているのかと羨んだりしたものです(笑)。今考えれば、缶切りで開けたギザギザの部分を自分たちでならして再利用したことも、危ないものを知り、どうすれば危なくないかを自分で考えて手先を動かすいい経験でした。自分たちでできる第一のリサイクルですよね。

スチール缶は素晴らしい素材だと思います。他の容器よりもスチール缶で買ってリサイクルしたほうが、確実に鉄として活かせるわけですし、資源の少ない日本にとって、国内に循環している貴重な資源ですよね。どの容器を買うかということも、旬のものを選ぶように大切な選択ですね。そして、日本中の人がスチール缶が回収され、リサイクルされる工程を見学するべきだと思います。分別に出す前に少しゆすぐとか、地球の負担を少なくするのは一人ひとりの心だと思います。

: PROFILE :
1964年埼玉県秩父市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、林家こん平氏に入門。2000年に真打昇進。日本テレビ系『笑点』、『ぶらり途中下車の旅』ほかレギュラー多数。2010年武蔵野美術大学芸術文化学科の客員教授に就任。2007〜2012年NHK Eテレ『ど〜する?地球のあした』ナビゲーターを務める。エコプロダクツをはじめ、さまざまイベントでエコ談義を実施。環境保全の大切さを共に考える活動を続けている。

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