自治体でのスチール缶プレス売却価格とスクラップ価格の関係

自治体で選別加工したスチール缶プレスは、ロット等の関係から、あいだにスクラップ処理業者、運搬業者などを通して鉄鋼メーカーに納入されます。このため鉄鋼メーカーでのスクラップ購入価格(炉前価格)から、中間経路でのコストを差し引いた価格が自治体のスチール缶プレス売却価格となります。

スチール缶プレスの価格動向(2020年~2021年)

スチール缶プレス価格は2008年以来の高値水準に

スチール缶プレス価格も大幅な値上がりを見せました。2021年の関東地区のスチール缶プレスの月間平均価格(電炉メーカーの購入価格)は7月に1トンあたり4万3,900円に達しました。前年同月比で27,000円の値上がりとなり、「資源バブル」で高騰した2008年7月(59,000円)以来13年ぶりの高値となりました。原料として利用する電炉メーカーでは、品質が安定し、成分が明確なスチール缶スクラップの評価は高く、製鋼原料としての存在感が増しています。高品質なスチール缶は高値で取引されています。8月の平均価格は国内電炉の夏季減産など42,800円へと下落しましたが、品薄が続き小幅な下げにとどまっています。関東地区のスチール缶プレスの2021年1~8月の平均価格は38,600円と2020年の年間平均価格(19,600円)を19,000円上回っています。