なぜスチール缶はリサイクル率が高いのか?

2020年度、分別収集は全国の98.3%の区市で実施されています。

その中でスチール缶を分別の対象にしている区市は97.6%と高い割合を示しています。

このように各自治体で「家庭ごみとして分別して出せば簡単にリサイクルされる」分別回収システム(分別収集・資源化処理)の普及があるためにスチール缶は高いリサイクル率を保持できるのです。

分別収集を実施している自治体の割合

2020年度スチール缶の資源化に関するアンケート実施状況

当協会では、自治体の分別回収への取り組みの現状を把握するために、スチール缶の資源化の収集方法(分別収集、集団回収、店頭回収)、資源化施設、散乱ごみの現状等についてのアンケート調査を行っています。

調査対象期間 :
2020年4月~2021年3月
実施時期 :
5~7月
対象 :
全国の市及び東京23区(計815区市)
回答自治体数 :
747区市
回収率 : 
91.7%
人口カバー率 : 
総人口の87.6%
注・総人口は総務省統計局「2020年度10月1日現在推定人口」1億2,588万人

スチール缶のスクラップは、全国73の製鉄工場でいろいろな鉄製品に再生されています。

2020年の世界の粗鋼生産量は約18億8千万トンと5年連続で過去最高の生産量を更新しました。コロナ禍を要因とする経済低迷で鋼材需要が減少し、一時的に粗鋼生産量は急減しました。しかしその後は各国とも回復に転じ、新興国では粗鋼生産量がコロナ前の水準を上回ったためです。2021年は生産回復・増加傾向が続き、原料需要は好調です。スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。

住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。

缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。