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スチール缶リサイクル

スチール缶プレスの価格

自治体でのスチール缶プレス売却価格とスクラップ価格の関係

自治体で選別加工したスチール缶プレスは、ロット等の関係から、あいだにスクラップ処理業者、運搬業者などを通して鉄鋼メーカーに納入されます。このため鉄鋼メーカーでのスクラップ購入価格(炉前価格)から、中間経路でのコストを差し引いた価格が自治体のスチール缶プレス売却価格となります。

スチール缶プレスの価格動向(2021年~2022年)

スチール缶プレス価格が一時過去最高値を更新

スチール缶プレス価格も4月までに大幅な値上がりを見せました。関東地区の4月のスチール缶プレスの月間平均価格(電炉メーカーの購入価格)は1トンあたり60,100円に達しました。これは、「資源バブル」で高騰した2008年7月(59,000円)を上回ります。原料として利用する電炉メーカーでは、品質が安定し、成分が明確なスチール缶スクラップの評価が近年ますます高まっています。指標品種のH2は2008年を下回っていますが、スチール缶プレス価格は過去最高値を更新することになりました。製鋼原料としての存在感が増し、高品質なスチール缶は高値で取引されています。5月上旬からスチール缶プレス価格も急落する展開となりましたが、関東地区のスチール缶プレスの2022年1~8月の平均価格は48,600円と2021年の年間平均価格(41,300円)を7,300円上回っています。