収集方法
排出容器
分別収集を行っている区市は全国の99.0%に及びますが、分別収集を行う際にスチール缶と同じ排出容器に入れる資源物の種類は、複数回答で、アルミ缶86.2%、食品用スチール缶(食料缶)86.2%、のり・お茶缶(一般缶)78.9%でした。
排出容器は、自治体の指定袋を含む「プラスチック袋」が半数、「コンテナ・ネット・かご」が半数の自治体で使われている。
収集後の処理
収集されたスチール缶は42.2%が区市の施設、37.6%が民間業者の施設へ搬入され、選別・プレス加工などが実施されています。
施設に持ち込まれたスチール缶の85.2%がブロック状のプレスに加工されますが、一部の区市は選別・加工をせず、そのまま売却・処理をしています。
スチール缶の選別方法
スチール缶を加工する前の処理工程では、「磁選+手選別」が48.4%と一番多く、次いで「磁選のみ」が 33.4%である。
磁選をしている自治体を合わせると 8割を超える。
スチール缶の加工の形態
85.2%が「プレス」に加工されている。 一方、7.0% が「選別・加工はしない」で そのまま売却・処理している。
不燃ごみからのスチール缶の回収状況
不燃ごみからのスチール缶回収量は年間約20千トン
アンケートで不燃ごみからのスチール缶回収量(または鉄類回収量)に回答した567区市によると、2022年度実績で鉄類全体の回収量は合計218,247トン、うちスチール缶は11,533トンでした。
これを全国ベースに換算すると、鉄類全体の回収量は301,692トン、うちスチール缶は15,943トンになります。