リサイクル率
2021年度のスチール缶リサイクル率は93.1%
2021年度のスチール缶リサイクル率は、2021年度から始まり2025年度を目標年度とする自主行動計画2025(第4次自主行動計画)のリサイクルの数値目標「93%以上維持」を達成しました。
スチール缶リサイクル率が高い理由
2021年の世界の粗鋼生産量は約19億5143万2千トンと6年連続で過去最高の生産量を更新し、初めて19億トン台に達しました。2020年、コロナ禍で一時的に粗鋼生産量が急減する事態となりましたが、その後の経済再開・回復で粗鋼生産量が増加に転じ、下期から中国が大幅な減産となったものの、世界全体としては好調な生産動向が続きました。スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。
住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。
缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。
日本におけるスチール缶リサイクル率の推移
2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
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消費重量(千トン) | 664 | 611 | 571 | 486 | 463 | 451 | 433 | 427 | 393 | 390 |
再資源化重量(千トン) | 603 | 567 | 525 | 451 | 435 | 422 | 403 | 398 | 369 | 363 |
リサイクル率(%) | 90.8 | 92.9 | 92.0 | 92.9 | 93.9 | 93.4 | 93.2 | 93.3 | 94.0 | 93.1 |