リサイクル率
2023年度のスチール缶リサイクル率は93.5%
2023年度のスチール缶リサイクル率は2021年度から始まり2025年度を目標年度とする自主行動計画2025の数値目標「93%以上維持」を達成しました。
スチール缶リサイクル率が高い理由
2023年の世界の粗鋼生産量は前年比0.1%増の約18億9,203万6千トンとなりました。ロシア・ウクライナ戦争の継続、中東情勢の悪化など世界経済の不透明さが続く中、鋼材需要は伸び悩みを見せ、世界粗鋼生産量は前年実績から微増にとどまりました。しかし、過去最高だった2021年(約19億6,243万9千トン)に次ぐ高い生産水準を維持しています。スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。
住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。
缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。
日本におけるスチール缶リサイクル率の推移