リサイクル率
2022年度のスチール缶リサイクル率は92.7%
2011年度から12年連続で90%以上を達成しました。
スチール缶リサイクル率が高い理由
2022年の世界の粗鋼生産量は約18億8502万6千トンとなりました。世界的なインフレの進行、世界経済の減速などを背景に鋼材需要が減少し、粗鋼生産量は前年比3.9%減と7年ぶりに前年実績を下回ることとなりました。しかし、一昨年の生産量を上回る水準を維持しており、世界の粗鋼生産量は依然として高い水準を維持しています。スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。
住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。
缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。
日本におけるスチール缶リサイクル率の推移