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スチール缶を知る

「スチール缶」に関する意識調査 2019

前回2013年の実施から6年ぶりに、スチール缶に関する意識調査を実施しました。
スチール缶を中心とした各容器包装に対するイメージや知識、利用状況等について、一般消費者を対象に性別・年代別等属性別の意識や行動を把握することを目的としています。
前回の調査結果との比較でご覧ください。

「スチール缶に関する消費者意識調査2019」調査結果ダイジェスト

詳細はこちら

  1. コーヒー飲料でスチール缶の想起・飲用経験が減少、ペットボトル入りのコーヒー飲料が台頭
  2. スチール缶の主な素材として、過半数が「鉄」以外を回答
  3. スチール缶は「安心感」「信頼感」のイメージで健闘

「スチール缶」に関する意識調査 2013

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前回2003年「スチール缶のイメージと利用意識」を探る為に、意識調査を実施しました。
この結果をホームページに掲載していましたが、この度10年ぶりに「スチール缶」に関する意識調査を実施しました。
2003年での意識調査項目とは設問も若干変更して実施しましたが、一般の消費者が「スチール缶」にどの様なイメージを持ち利用しているかを探る事を目的としています。
2012年リサイクル率は90.8%とリサイクルの優等生である、スチール缶について「鉄」で出来ている事が意外と知られていない等、まだまだ多くの誤解がある事がわかりました。
缶容器に関する意識調査 2003 と比較してご覧ください。

「スチール缶」に関する意識調査 調査結果ダイジェスト

  1. スチール缶について
    スチール缶がリサイクルの優等生であることは知られていない。
    3人に1人はスチール缶が鉄でできていることを知らない。
    若い世代ほどスチール缶が鉄でできていることを知らない比率が高い。
    スチール缶が製鉄所でリサイクルされていることを知らない人は、約6割。
  2. 飲料購入について
    購入時、気にするトップ3は、「値段」・「中身」・「容量」。
    購入時、容器で気にするトップ3は、「持ち運びしやすさ」・「飲みやすさ」・「適量」
  3. 分別排出について
    約7割が、缶の排出時、「プルタブ」を外さなくともよいことを知らない。
    「スチール缶」、「アルミ缶」、「ペットボトル」、「ガラスびん」は、7~8割が家庭で資源ごみとして分別して排出されているのに対し、「紙の容器」、「プラスチックの容器」は、約5割が一般ごみとして排出されている。
  4. ポイ捨てについて
    1年以内での飲料容器のポイ捨て経験者は、依然として5%存在する。
  5. 環境意識について
    環境意識が低い人は、約7割。リデュースの意味が分からない人が約6割。
    容器包装のリサイクルマークを見たことはある人は、約9割を占めるが、 マークの意味まで知っている人は、約6割に留まる。

容器に関する意識調査 2003

「スチール缶のイメージと利用意識」を探るために、2003年4月12日~29日、首都圏30km圏に居住する男女(1年以内に清涼飲料を購入したことがある人)に調査を実施しました。
この調査は、一般の消費者がスチール缶にどのようなイメージを持ち、利用に際してどのように意識しているかを探ることを目的としています。
2003年での意識調査項目とは設問も若干変更して実施しましたが、一般の消費者が「スチール缶」にどの様なイメージを持ち利用しているかを探る事を目的としています。
リサイクル率86.1%とリサイクルの優等生であるスチール缶について多くの誤解があることが浮き彫りになりました。

缶容器清涼飲料の飲用実態とイメージ

  1. ここ1年間で缶容器入りの清涼飲料は飲みましたか?
    ここ1年間に缶容器入りの清涼飲料を飲んだかについては、「飲んだ」(98.2%)という人がほぼ100%に近く、「飲まなかった」(1.8%)という人は、ごくわずかでした。性別や年代別にみても、いずれも飲んだ人が大半ですが、50代の人が94.6%とやや少なめになっています。
  2. ここ1年間に飲用した缶容器の清涼飲料は?
    ここ1年間に飲用した缶容器の清涼飲料として、4人に3人が「コーヒー飲料」(74.5%)をあげ、2位「緑茶飲料」(59.7%)、3位「コーラ飲料」(56.4%)を大きく引き離して、「コーヒー飲料」がダントツの第1位です。性別にみると、男性が8割超(84.2%)に対し、女性は、64.8%と少なくなっています。年代別にみると、若い年代ほど「紅茶飲料」や「コーラ飲料」「スポーツドリンク」などの飲用機会が高く、年齢が高いほどよく飲まれているトマトジュースを除いては、若い人ほど缶容器の清涼飲料をよく飲んでいます。
  3. どんな時に缶容器の清涼飲料を飲みますか?
    缶容器の飲用機会については、「行楽地・レジャー時」(56.0%)が過半数で最多、次いで「車に乗っていて」(48.9%)、「昼食時」(47.7%)、「仕事中」(35.8%)と続きます。缶容器の購入場所も、「自動販売機」(89.4%)が9割近くを占めていることなどからも、缶容器は、どちらかというと“屋外”での飲用機会が中心であることがわかります。性別では、男性は「仕事中」「会議中・会合時」「通勤・通学時」「スポーツ・部活の時」など、ビジネスマン・サラリーマン男性を中心に、女性に比べてビジネス周りのいろいろな機会に缶容器の清涼飲料を飲んでいることがわかります。
    年代別では、10代の「昼食時」(66.0%)をトップに、「友人と話している時」「スポーツ・部活の時」「持ち歩きながら」の項目がほかの年代に比べて極めて高く、学生を中心とした若者特有の飲用シーンがうかがえます。
  4. 飲料や食品を購入する時、特定の容器を選んでいますか?
    「中味を優先するため缶容器を意識して製品は購入しない」が中心でしたが、清涼飲料については半数強(51.0%)が容器を選んで購入しています。
    飲料や食品の購入時に、特定の容器を選ぶ人の理由は下記の通りです。
    「清涼飲料」の容器は、42.4%の人が「ペットボトル」派
    理由は「使いやすいから」
    「ビール」の容器は、37.6%が「アルミ缶」派
    理由は、「リサイクルしやすいから」
    「日本酒」の容器は、21.3%は「ガラスびん」派、17.6%は「紙パック」派
    理由は、「中味がおいしそうだから」
    「牛乳」の容器は、60.6%の人が「紙パック」派
    理由は、「使いやすいから」
    「ツナ」の容器は、20.2%が「スチール缶」派
    理由は、「使いやすいから」「安心できるから」
    「ミートソース」の容器は、11.0%は「スチール缶」派、9.0%は「レトルトパウチ」派
    理由は、「使いやすいから」
  5. 容器名を聞いて思い浮かべる飲料は?
    容器名から真っ先に思い浮かべる飲料を、5種類の容器別に聞いたところ、「スチール缶」といえば、
    1位「コーヒー飲料」(73.0%)、
    2位「トマトジュース」(40.2%)、
    3位「野菜飲料」(32.2%)、
    4位「茶系飲料」(29.0%)、
    5位「炭酸飲料」(26.6%)となり、圧倒的多数が「コーヒー飲料」と回答しました。ほかの容器では、下記のような回答が得られました。
    「ペットボトル」といえば
    1位「スポーツドリンク」(75.0%)、2位「ミネラルウオーター」(72.4%)、3位「茶系飲料」(71.6%)
    「アルミ缶」といえば
    1位「炭酸飲料」(58.8%)、2位「コーヒー飲料」(26.6%)、3位「果実飲料」(25.0%)
    「紙パック」といえば
    1位「乳性飲料」(77.4%)、2位「野菜飲料」(35.8%)、3位「果実飲料」(35.4%)
    「ガラスびん」といえば
    1位「特にない」(29.4%)、2位「乳性飲料」(29.2%)、3位「果実飲料」(16.4%)

スチール缶の認知状況と要望

  1. “スチール缶”は、鉄で出来ていると思いますか?
    「スチール=鉄」を知らない現代人が、4割弱(39.0%)もいる!
    「スチール缶は鉄で出来ていると思うか?」の質問に、「思う」と答えた人は6割(60.2%)、「思わない」人が4割弱(39.0%)との回答。
    スチールが、すなわち鉄であることを知らない人が、予想以上に多いことがわかり、素材そのものに対する関心の薄さが浮き彫りになりました。
    40代の認知率は、67.9%とトップで、年代が上がるほど「思う」が高くなる傾向がみられ、反対に10代の認知率は、54.2%と最も低く、10~20代の若い世代ほど、「スチール=鉄」の認識が低いことがわかりました。
  2. “スチール缶”のイメージは? ”鉄”のイメージは?
    スチールのイメージは、7割強(72.2%)が「固い」、6割近く(59.0%)が「強い」と回答、3位以下を大きく離しました。鉄のイメージも、同じく「固い」(87.0%)、「強い」(63.6%)で、3位以下を大きく離しました。
    スチールと鉄のイメージの合致率(同じイメージを持っている割合)でみてみると、合致率が8割以上を示しているのは「固い」(94.2%)と「強い」(82.4%)2つだけで、以外の3位以下のイメージに差があることがわかりました。
    スチールに対して、「柔らかい」「新しい」というイメージを持っている人がいるのに対し、鉄にそのイメージを持っている人は皆無でした。
  3. イメージに合う清涼飲料の容器は?
    清涼飲料の容器に関する13項目のイメージをあげ、それぞれのイメージに合う容器をあげてもらったところ、「長期間保存できる」のは「スチール缶」(48.4%)で、「使いやすい」「親しみやすい」のは「ペットボトル」(78.6%、68.2%)、「高品質感」があるのは「ガラスびん」(63.4%)、「環境によい」のは「紙パック」(56.2%)、「リサイクルに協力しやすい」「資源として循環している」のは「アルミ缶」(60.6%、53.8%)との結果が出ました。
    注目すべきは、実リサイクル率の高さとイメージにギャップがあるという点で、「環境によい」と思う容器の1位は紙パックで、実リサイク率が最も高いスチール缶は、5位の9.4%でした。
    同じく、「資源として循環している」と思う容器の1位はアルミ缶で、スチール缶は5位の31.2%でした。
  4. スチール缶のイメージを詳細にみると
    「長期間保存できる」(84.4%)、「リサイクルに協力しやすい」(37.2%)、「資源として循環している」(31.2%)、「安心感が高い」(30.6%)、「中味の量が丁度よい」(23.0%)、「信頼できる」(19.8%)などでした。
    との回答が得られ、各項目でトップではなくても、女性や30代、40代を中心に、「スチール缶は長期保存に適し、リサイクルや信頼感のイメージは浸透している」ことがわかりました。