科学の魅力はみんなの周りにちらばっている 伝え方1つで世界...
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スチール缶は、空気や水、光を通さない密封性の高さと熱や衝撃に負けない強さを持ち、
飲料や食品などの内容物を長期間守ることができる、すぐれた容器です。
鉄でできているスチール缶は、使い終わったあとは磁石にくっつく特徴を生かしてスチール缶だけを選んで集められ、
製鉄工場で再び鉄にリサイクルされて、そこからスチール缶をはじめ自動車や家電製品、鉄骨・鉄筋といった建設資材など、
鉄製品なら何にでも何度でも生まれ変わることができるので、「リサイクルの優等生」と呼ばれています。
スチール缶のリサイクル状況の調査・研究を行っています。
その結果をもとに年次レポート、パンフレット、ポスターなど印刷媒体や環境展などへの出展、またホームページなどのインターネットコンテンツを通じて、リサイクルの推進を図っています。
スチール缶って?
スチール缶は、缶胴部や蓋など主要な部分が鉄(鋼板)で構成された金属容器で、缶ジュースや缶コーヒーなどの飲料缶のほか、みかんや魚の缶詰などの食料缶、のり・お茶・クッキーなどの一般缶、食品用などの18リットル缶(一斗缶)に使われています。
スチール缶リサイクル協会は1973年から「散乱防止・美化キャンペーン」を行ってきました。
1973年から今回までの49年間に、開催回数は510回 、開催場所は363ケ所となりました。
鉄製品なら何にでも何度でもリサイクル
使用済みスチール缶などの鉄スクラップは、スクラップ処理業者等を経由し、製鉄メーカー(おもに電炉メーカー、高炉メーカー、鋳物メーカー)が原料として購入します。 建築用の鋼材、自動車用鋼板、冷蔵庫や洗濯機、スチール缶用の鋼板など様々な鉄製品に再生されています。
2021年度のスチール缶リサイクル率は93.1%
2021年度のスチール缶リサイクル率は、2021年度から始まり2025年度を目標年度とする自主行動計画2025(第4次自主行動計画)のリサイクルの数値目標「93%以上維持」を達成しました。
リサイクルは家庭から
スチール缶のリサイクル率が非常に高い水準に達している訳は、各家庭からの分別排出から始まり、市町村による分別収集、そして鉄鋼メーカーでリサイクルされるリサイクルルートがしっかりと確立されているからです。その中でも、家庭からの分別排出は重要な役割を果たしています。
「何にでも」「何度でも」製鉄工場で再生
スチール缶のスクラップは、全国で73の製鉄工場で原料として使用されています。
スチール缶スクラップは、スチール缶をはじめ自動車、家電、鉄道、船舶の材料、ビルや橋梁といった建設資材など、「何にでも」「何度でも」さまざまな鉄鋼製品に生まれ変わり、社会に貢献しています。
スチール缶リサイクル協会の広報誌です。
1999年(平成11年)創刊以来、2021年3月 Vol.41まで発行しました。
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