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スチール缶リサイクル

リサイクル率の高さ

なぜスチール缶はリサイクル率が高いのか?

(1)消費者の分別排出の協力があるから!

(2)自治体の分別収集システムが普及しているから!

2021年度、分別収集は全国の99.0%の区市で実施されています。
その中でスチール缶を分別の対象にしている区市は97.7%と高い割合を示しています。
このように各自治体で「家庭ごみとして分別して出せば簡単にリサイクルされる」分別回収システム(分別収集・資源化処理)の普及があるためにスチール缶は高いリサイクル率を保持できるのです。

分別収集を実施している自治体の割合

2022年度スチール缶の資源化に関するアンケート実施状況

当協会では、自治体の分別回収への取り組みの現状を把握するために、スチール缶の資源化の収集方法(分別収集、集団回収、店頭回収)、資源化施設、散乱ごみの現状等についてのアンケート調査を行っています。

調査対象期間
:2022年4月~2023年3月
実施時期
:5~7月
対象
:全国の市及び東京23区(計815区市)
回答自治体数
:729区市
回収率
:89.4%
人口カバー率
:総人口の87.1%
注・総人口は総務省統計局「2022年度10月1日現在推定人口」1億2,494万7千人
(3)スクラップの受け皿(鉄鋼メーカー)の体制が整っているから!

スチール缶のスクラップは、全国の製鉄工場でいろいろな鉄製品に再生されています。

(4)さらに次の理由が挙げられます。

2022年の世界の粗鋼生産量は約18億8502万6千トンとなりました。世界的なインフレの進行、世界経済の減速などを背景に鋼材需要が減少し、粗鋼生産量は前年比3.9%減と7年ぶりに前年実績を下回ることとなりました。しかし、一昨年の生産量を上回る水準を維持しており、世界の粗鋼生産量は依然として高い水準を維持しています。スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。
住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。
缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、平成20年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。