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STEEL CAN AGE

TOPICS

協会の動き

スチール缶リサイクル率82.9%達成


スチール缶のリサイクル率が1999年過去最高の82.9%に達しました。前年より0.4%上昇し、引き続き高い水準のリサイクル率を維持できた背景には、消費者の皆さん一人ひとりにリサイクル意識が浸透していること、2,600以上の自治体でスチール缶の分別収集が行われていること、自治体のリサイクルセンターで分別・プレスされたスチール缶スクラップを鉄鋼メーカーが安定的に受け入れる体制を整えていることなどがあげられます。あき缶処理対策協会では、これからも消費者・自治体・事業者の三位一体となったスチール缶のリサイクルシステムをサポートする事業活動を積極的に展開していきます。

 

教育啓発用教材ビデオ『今日からはじめようあき缶のリサイクル』を作成


今年4月、教育啓発用教材ビデオ『今日からはじめようあき缶のリサイクル』を作成し、小学校をはじめ教育関係機関に配布しました。あき缶処理対策協会では、これまでも小学校における教育啓発用教材として、資源の大切さやリサイクルへの協力、ポイ捨て防止、環境美化の推進をテーマとした副教材を作成・配布してきましたが、これからも文部省や各自治体教育委員会などと連携を図りつつ、21世紀を担う子どもたちへの教育啓発活動を展開していきます。

 

第75回 廃棄物資源化研究会に協賛


7月18日~19日の2日間、神奈川県小田原市で行われた「第75回廃棄物資源化研究会」に協賛しました。今回の研究会では、容器包装リサイクル法の最難関品目ともいえる「その他プラスチック容器包装」の分別収集で実績をあげている小田原市を会場に、先進事例を学ぶとともに資源循環関連諸法の下での資源化行政の方向性について幅広く議論しました。

 

全国50カ所のリサイクルセンターにオブジェ「缶覧車」を展示


自治体のリサイクルセンターを見学に訪れた皆さんに、スチール缶リサイクルへの理解を深めていただくため、今年の夏から全国50カ所のリサイクルセンターにオブジェ「缶覧車」を展示しています。このオブジェは、スチール缶がリサイクルされて、クルマや船、家電品、ビル、橋、電車、それにスチール缶へと生まれ変わっていることをわかりやすく表現しています。

 

2000NEW環境展に出展


5月30日~6月2日の4日間、東京有明の東京ビッグサイトで行われた「2000NEW環境展」に出展し、スチール缶リサイクルの重要性や協会活動について幅広くPRしました。この展示会は「環境保全と再資源化」をテーマに環境負荷低減を図る再資源化技術の情報や機器、システムなどについて紹介した各ブースが設けられ、11万人を超える来場者が廃棄物問題への対応について理解を深めました。

 

夏のイベント情報2000

 

夏休み親子リサイクル・ウォッチング開催


夏休み期間を利用し、小学校中・高学年の親子を対象に、自治体の資源化施設から製鉄所へというスチール缶のリサイクルルートをたどる資源化施設見学会「夏休み親子リサイクル・ウォッチング」を北海道・岡山・北九州各地区で開催します。各地区の模様はテレビ放映され、当日参加できなかったエリアの皆さんにもスチール缶のリサイクル活動についてご紹介いたします。
 
【北海道地区】
  ★開催日=8月1日(火)
  ★順路=登別クリンクルセンター→新日本製鐵室蘭製鐵所→室蘭水族館
  ★放送予定=テレビ北海道 『夏休み親子リサイクル・ウォッチング』 8月15日(火) 9:25~9:40
【岡山地区】
  ★開催日=8月8日(火)
  ★順路=善通寺市未来クルパーク21→川崎製鉄水島製鉄所→市立玉野海洋博物館
  ★放送予定=山陽放送
  『夏休み親子リサイクル・ウォッチング』 8月19日(土) 17:00~17:15
【北九州地区】
  ★開催日=7月27日(木)
  ★順路=北九州市本城かんびん資源化センター→新日本製鐵八幡製鐵所→響灘グリーンパーク
  ★放送予定=RKB毎日放送『サタデー北九州』 8月5日(土) 11:30~11:45

 

観光地合同キャンペーン開催


今年も恒例の「観光地合同キャンペーン」を全国14カ所で開催します。このキャンペーンは(社)食品環境美化協会、(社)日本観光協会と共同で行っているもので、地元の自治体や美化協力団体、ボランティアの皆さんの協力のもと、観光地でのごみポイ捨て防止を呼びかけます。各地の開催日時は次の通りです。

【北海道】
  ★いこいの森(北海道丸瀬布町) 7月30日(日) 10:00~15:00
  ★層雲峡温泉(北海道上川町) 8月1日(火) 10:00~15:00
【東北】
  ★浪板海岸・吉里吉里海岸およびその周辺(岩手県大槌町) 7月29日(土) 10:00~15:00
【関東】
  ★南千倉海水浴場(千葉県千倉町) 7月16日(日) 9:00~13:00
【中部】
  ★奥田海岸(愛知県美浜町) 7月29日(土) 9:00~13:00
  ★河川環境楽園(岐阜県川島町) 7月30日(日) 9:00~13:00
【関西】
  ★岩井キャンプ場周辺(三重県宮川町) 7月30日(日) 9:00~12:00
  ★白良浜海水浴場(和歌山県白浜町) 7月23日(日) 10:00~12:00
【中国】
  ★鶴山公園等津山市内(岡山県津山市) 8月1日(火) 9:00~12:00
  ★サンセットビーチ(広島県瀬戸田町) 7月28日(金) 8:00~12:00
【四国】
  ★臥龍山荘、おはなはん通り、亀山公園、肱川河川敷周辺(愛媛県大洲市)
   7月15日(土) 9:00~11:00
  ★オリーブ公園付近または小豆島ふるさと村(香川県内海町) 7月6日(木) 9:00~11:00
【九州】
  ★飫肥地区周辺(宮崎県日南市) 8月4日(金) 9:00~12:00
  ★武雄温泉保養村一帯(佐賀県武雄市) 8月6日(日) 9:00~12:00

 

 

「容器包装リサイクル法」って、一体どんな法律なんですか?

 
Q

「今年4月から容器包装リサイクル法が完全施行されました」って、よく見聞きしますが、「容器包装リサイクル法」って、一体どんな法律なんですか?

 

A

厚生省の調べによれば、日本で1年間に家庭から排出されているごみの量は東京ドーム138杯分に相当する5,110万t余りにのぼり、そのうち容器包装ごみは全体の容積のおよそ6割、重量では2~3割を占め、最終処分場を逼迫させる大きな要因の一つとなっています。

そこで、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進などに関する法律」(容器包装リサイクル法)が97年4月からスタートしました。容器包装リサイクル法とは、消費者が容器包装ごみをきちんと分別排出し、自治体はそれを分別収集して、事業者が再商品化するといった役割分担をそれぞれがきちんと担って、容器包装ごみを資源へとよみがえらせる効率的なリサイクルシステムをつくり、増え続けるごみの減量化を推進するために定められた法律です。そして今年4月から、さらに対象範囲が広がり、「ガラス製容器」「ペットボトル」「プラスチック製容器包装・発泡スチロールトレイ」「紙製容器包装」「スチール缶」「アルミ缶」「紙パック」「段ボール」の8種類の容器包装が分別収集の対象となっています。

容器包装のリサイクルは、消費者である皆さん一人ひとりが自治体の定めるルールにしたがって分別排出することから始まります。スチール缶もポイ捨てすることなく、しっかり分別排出して、リサイクル社会の構築にご協力ください。