協会の動き
2001年スチール缶リサイクル率85.2%達成
『Can for All, All for Can』宣言!
2001年のスチール缶リサイクル率は85.2%となり、経済産業省産業構造審議会ガイドラインの85%以上という目標を達成しました。
今回から飲料容器としては初めての取り組みとして、リサイクルの対象を広く拡大してペットフード缶輸出入など含めた新定義を採用しハードルを高くすることにより、さらなる循環型社会形成に向けて再スタートを切ります。
なお、新定義で計算した結果でも、スチール缶リサイクル率は世界トップレベルを維持(82.9%)し、日本における他容器との比較でもトップのリサイクル率となっています。
また、協会として環境に最も負荷がかからないリサイクルこそ、正しいリサイクルと考え、缶から缶をはじめ、自動車やレール、冷蔵庫や洗濯機、ビルの鉄筋棒や橋げたなどあらゆる鉄製品に再生され、またあらゆる鉄製品から缶に変身するスチール缶リサイクルの優位性を広く訴え、より一層の啓発を進めるべく『Can for All, All for Can』宣言を行います。
2002NEW環境展、エコライフ・フェア2002に出展
5月28日~5月31日、東京ビッグサイトで行われた「2002NEW環境展」(後援:経済産業省、国土交通省、農林水産省、経団連)に出展し、スチール缶リサイクルの重要性や協会の活動についてPRしました。
また、6月1日~6月2日、代々木公園イベント広場で行われた「エコライフ・フェア2002」(後援:環境省、文部科学省、農林水産省、経済産業省)の日本鉄鋼連盟のブースにもスチール缶リサイクル協会として出展し、来場者の高い関心を集めました。
2002年合同美化キャンペーン報告
7月20日~8月18日、全国16カ所の観光地において合同美化キャンペーンを行いました。
毎年恒例となっているこのキャンペーンは(社)日本観光協会と共同実施のもと、地元の自治体や美化協力団体、ボランティアの皆さんとの清掃活動を通じて、スチール缶のリサイクルやポイ捨て散乱防止を呼びかけています。おかげさまで、今年で30回目を迎えました
実施会場と日時は次の通りです。
〔北海道地区〕
●フェリーターミナル(稚内市)8月7日
●宗谷岬・稚内公園(稚内市)8月8日
〔東北地区〕
●高田松原海水浴場一帯(岩手県陸前高田市)7月20日
●室根山(岩手県室根村)7月31日
〔関東地区〕
●真鶴岩海水浴場(神奈川県真鶴町)7月27日
●いなげの浜海水浴場(千葉県千葉市)8月11日
〔中部地区〕
●恵那峡一帯(岐阜県恵那市)7月28日
●金沢城公園周辺(石川県金沢市)8月4日
〔関西地区〕
●あずり浜(三重県志摩郡志摩町)8月18日
●道の駅うずしお(兵庫県三原郡南淡町)8月4日
〔中国地区〕
●湯の川温泉・道の駅(岐阜県簸川郡斐川町)8月11日
●唐戸桟橋(山口県下関市)7月20日
〔四国地区〕
●津島やすらぎの里(愛媛県北宇和郡津島)8月4日
●お遍路交流センター(香川県さぬき市)8月4日
〔九州地区〕
●阿波連ビーチ(沖縄県渡嘉敷村)8月4日
●道の駅通潤橋(熊本県矢部町)8月18日
都営地下鉄駅に啓発ポスター掲出
9月初旬から6週間、スチール缶リサイクル啓発ポスターを都営地下鉄各駅に掲出しています。
同時に、都営地下鉄各駅にて地下鉄路線図入りチラシも配布し、より多くの方にスチール缶リサイクルへのご理解とご協力を呼びかけています。
10月10日は缶詰の日
Q
日本ではじめて缶が作られたのはいつ頃ですか?
A
金属缶やガラスびんの中に、食物を入れて密封し加熱殺菌して保存する缶詰の原理は、1804年、フランス人のニコラ・アペールによって初めて考え出されました。
現在使われているようなブリキ缶は、1810年イギリス人のピーター・デュラン(Peter Durand)によって発明され、間もなく缶詰工場が誕生しました。その後、1821年にアメリカへ渡って缶詰の製造は本格化していきました。
日本では、1871年(明治4年) に長崎で外国語学校の司長を務めていた松田雅典がフランス人の指導で、いわしの油漬缶詰を作ったのが始まりです。
間もなく1877年(明治10年)には、北海道で日本初の缶詰工場、北海道開拓使石狩缶詰所が誕生し、同年10月10日にさけ缶詰が製造されました。その後缶詰が工業的に生産されるようになり、昭和の初期には、さけ、かに、まぐろ、いわし、みかんなどが缶詰になって重要な輸出品として海外へ輸出されていましたが、昭和30年以後は国内向けが多くなり、いまではさまざまな缶詰が消費者に供給されています。
このような歴史の記録をもとに、(社)日本缶詰協会によって10月10日は「缶詰の日」と制定されています。